今回の対談のお相手は、「大光電機株式会社」TACT(タクト)大阪デザイン課の家元あきさんです。お洒落な照明メーカーとして知られる「大光電機株式会社」は空間デザインにも定評があり、なかでもTACTは、ニーズにぴたりとあった明かりを提案するライティングプランの専門集団として注目を集めています。デザイン課主任として活躍される照明士の家元さんと、照明コンサルタントとして企画・販売に従事する弊社・足立との対談は、日々の仕事のことから照明業界の現状や将来への展望まで、話題は多岐にわたり、盛り上がりました。

空間をイメージできるプレゼン力。イメージをカタチにする技術力。

足立
TACTさんでは100名以上もの専任クリエイターが照明プランニングに携わっておられるんですね。しかも家元さんは大阪デザイン課で主任を務めておられるとか。美人キャリアウーマンを前に、本日は舞い上がっています(笑)。
家元様
私もフジワラさんの本社をおたずねするのは初めてで緊張しています。社内の照明やショールームを拝見し、さすが"あかり"の会社だなぁと見とれていました。
足立
フジワラでは照明を中心に、インテリアから空調、オール電化まで、トータルでコーディネートしていますので、ショールームもジャンルごとに分かれており、規模が限られてしまいます。その点、照明に特化された御社ショールームはすごいと聞いていますよ。2010年に大幅な改装をされたそうですね。

家元あきさん

家元あきさん

家元様
家を丸ごと一軒作りました(笑)。住宅向けスペースにリビングダイニングやキッチン、寝室の模擬空間を設け、照明を体感いただけるようになっています。プランニングでは何よりお客様とプランナーが明るさや光の広がりなどのイメージを共有することが重要ですからね。足立さんは主に商空間を担当されているそうですが、プランされるうえで心がけておられることはありますか。
足立
建築やインテリアの特性を考慮し、光のデザインを持って何をテーマとし、何をコンセプトとすべきか。コンセプトデザインの段階で施主様や設計士さんと徹底的に話し合い、方向性の意思統一を行います。必要なものをただ選んで納めるのではなく、事業計画の意図や戦略を正しく理解してプランニングできればと。
家元様
私は住宅専門なので住む方に合わせ、いかに快適かつ日々の生活をより豊かにできるかに重きを置いています。ライフスタイルによって、あかりは色々な選び方が可能です。くつろぎややすらぎ、おしゃれな演出、自然光との関係、朝昼夜では使い方や見え方も異なってきますし、暮らすということはあかりをつけたり消したりという行為も含まれます。光の立ち上がりの時間や長時間過ごすうえで違和感がないかなども考慮し、ストレスのない光環境を実現したいと考えています。
足立
日常における照明の役割は大きいですからね。逆に私が提案させていただくことが多い飲食店では非日常性が求められます。居住間では考えられない、遊び心満載の照明も、ときにはアリ、なんですよ(笑)。住空間にしろ商空間にしろ、照明手法の正解は一つではありませんから、多角的に検討することが照明プランナーとしては大事ですね。

家元さんにフジワラ本社の照明ショールームをご案内

家元さんにフジワラ本社の照明ショールームをご案内

家元様
フジワラさんでは企画から現場への納入まで、1人のコーディネーターが専属で担当されているのですね。
足立
営業マンでありながらプランナーでもあり、商品の納品も行う、最初から最後まで確実に見届ける事を重視しています。照明デザインは最終的に施工現場で完成しますので、現場で実現される光の品質を監理すべく、竣工直前の光の効果調整や調光シーンの設定なども、大切な業務になってきます。また営業マンとしては予算に合わせることも大事、イニシャル・ランニングの概算も行い、コストパフォーマンスも検証します。弊社は照明メーカーを限定せず、目的やスタイルと価格をすり合わせ、ベストな商品を提案できるのが自慢です。

足立 豊

足立 豊

家元様
TACTは今までデザイン提案のみで、営業業務は行っていなかったのですが、今後はフジワラさんのように営業要素を持ったデザイン部署を目指しています。「営業さん」が「デザイン」もされるフジワラさんと、「デザイナー」が「営業」もできることを目指すTACT、共通する部分も多々あると思いますので、ぜひご指導いただければと。
足立
いやいや指導なんて! 日進月歩の照明技術革新を理解するのが精一杯で、逆に専門知識に精通されるTACTさんに教えを乞いたいぐらいですよ。実際、TACTさんが開催される照明セミナーはいつも活用させていただいています。
家元様
ありがとうございます。ライティングのノウハウやテクニックを理解いただくセミナーをはじめ、器具を持参して光の質をチェックいただくなど、最先端の照明情報の提供で出来ることならば、どんどんご協力させていただきますね。

これからもフジワラと大光電機で協力し、イメージをカタチにするライティングプランをご提案します

これからもフジワラと大光電機で協力し、イメージをカタチにするライティングプランをご提案します

足立
バーや飲食店など、空間にこだわられる店の照明をプランニングするときには、メンテナンスに注意しています。完成当初は落とした照明がいい感じだったのに、しばらくして訪れてみると、オフィスのように煌々と明るいなど、雰囲気が変わってしまっている。照明の電球が切れた際、メンテナンスのしやすい普通の蛍光灯や電球に変えてしまったからです。当初のコンセプトの維持とメンテナンス性の両立は難しいですよね。
家元様
住宅のプランニングでもその点は注意しています。専門業者がメンテナンスに関わる商空間と違い、住宅ではご家族が管理されることがほとんどですからね。そういう意味で住空間の照明プランではランプや器具を取付けする位置などがかなり制限されていましたが、最近はLED照明器具の開発でかなり状況が改善されてきました。
足立
LED照明器具は発光効率が良い、少ない電力で同じ明るさを実現できる、長寿命なので電球や蛍光灯の交換の手間が軽減され、資源保護の意味でもエコ…など、すぐれた特徴で本格的に流通し始めていますね。大光電機さんでは早くからLEDの商品開発に力を入れておられるとか。
家元様
白熱灯と比べ、約85%の消費電力削減ができる、すぐれた省エネ性に注目してのことです。照明業界もおそらく、LED一色になってくると思いますよ。以前はイルミネーションなどに使われるのみでしたが、最近では住宅のダウンライトやスポットライト、間接照明にも取り入れられるようになり、家一軒丸ごとLEDということも夢ではなくなりました。
足立
照明の性能がどんどんよくなることで、私達のプランニングの幅も広がっていきますね。商業空間・住宅空間ともにお客様満足度No.1企業を目指し、一歩先を行く提案ができる照明プランナーとして頑張っていきたいですね。

大光電機株式会社

住宅・店舗・施設用照明、景観照明まで幅広く製造・販売し 製品開発から照明プラン・施工・アフターサービスまで トータルプロデュース。年間100回以上のセミナーや啓発イベントなど、あかり文化の育成もサポートする

http://www.lighting-daiko.co.jp/

家元あきさん

大光電機株式会社大阪TACT所属の照明士。店舗などの照明デザインを経て、現在は全国の展示場や個人邸などの照明を主に手掛け、各種照明セミナーの講師としても活動中。


【特集】メーカー×フジワラ 対談

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